メールマガジンの刊行にあたって

平成23年6月5日


 この度、みそソムリエ認定協会では、みそソムリエ資格者及び味噌について興味を持っている方を対象として、メールマガジンを刊行することとなりました。

 その目的としては、みそソムリエ講座ではフォローできなかった事柄を始め、ニュースや専門用語の解説などの科学的な事項から、みそ業界の昔話や逸話まで、簡単な話から、比較的難しい話まで、味噌に多少なりとも関わりがあれば掲載して、皆さんの知識の幅を広げるためや、話のタネになることです。

 筆者は、署名、無署名も含めて複数に渡り、差し当たりは、協会の委員や関係者が持ち回りで原稿を書きますが、いずれはみそソムリエの皆さんにも、原稿を依頼することも考えております。

 なにぶん、メールマガジンを発行することに関しては素人ですので、皆様も暖かい目で見守っていただき、御意見などをお寄せいただければ、幸いです。

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メールマガジンのバックナンバー

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┃MISO σ みそソムリエ通信8月号
┃Sommelier http://www.tokyomiso.or.jp/sommelier/
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平素は「みそソムリエ認定協会」活動に御協力いただきまして、
ありがとうございます。

梅雨のような雨ばかり続いて、晴れたと思ったら猛暑日となって、
夕方には雷と豪雨と言う、訳の分からない天候ですが、
「変な天気ですね。」としか、ご挨拶が出来ません。

ただ、日本全国で、豪雨のために亡くなっている方もいらっしゃり、
話題としても出しにくいです。

今号は、第8回みそソムリエ講座での課題小論文の優秀作品の5名の方を掲載致しま
す。

町田若子さん、田所育久子さん、香坂つぐみさん、渡邊詔子、 K.Sさん、の小論
文です。
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「みその魅力」 町田若子さん

みその魅力は、栄養、おいしさ、効能。そして自分でみそが作れるということです。
みその魅力を感じて自家製みそを作り始めたのは30年前でした。

長く続いた理由は、友人の実家がみそ材料店だったため、
毎年、新年度産、北海道鶴の子大豆を送ってもらえたことだと思います。
良い材料に出会うのも魅力の一つかなと思います。

みその効能に注目しました。胃ガン、乳ガンのリスクの低減、老化防止、
生活習慣病のリスク低減、放射能物質の対外排出など、
みそのメイラード反応も気になりました。

この反応でできるメラノイジンには糖尿病やがん、高血圧の予防効果があり、
66歳の私にとってはどれも魅力です。

私の世代は昔からみそを食べ続けてきましたが、
最近ではあまり食べなくなったように思っています。
若い女性には乳ガンのリスクを下げる意味でもぜひ食べてほしいですね。

まだまだみそ作りを勉強してがんばります。


「みその魅力」 田所育久子さん

みその魅力は、人の手だけでは作ることができないところだ。

大豆・米・麦や麹と塩などの材料があっても、
麹菌の酵素が活きて働かなければみそにはならない。

麹菌や微生物が活きるための必要な条件である気温や塩分濃度など力ずくではなく、
人はそこに寄り添いながら、
様々な環境を整えてやっと「みそ」は段階を経て発酵・熟成へとすすんでいく。

人の力には限界があり、自然の力には到底及ばないことを感じる工程である。

そこに人が謙虚に寄り添うことで自然界から
その「分け前」の産物である「みそ」が頂けるのだ。

八百万の神々を信仰していた昔の日本人なら、
「みそ」が出来上がるまでに何かしらの「神様」を
そこに感じていたのではないだろうか。

そして、そのような日本人だったからこそ1,000年以上前には
既に今と変わらぬみそ作りの基礎が構築されていたのではないか。

人は万物を創りだせない。謙虚さを思い出させてくれるのが「みそ」の魅力なのだ。


「みその魅力」 香坂つぐみさん

みその魅力は、免疫力のアップだと考えています。

子どもが小さい頃、猫アレルギーと診断され、みそが良いと本で読み、
手作りみそを始めました。

その後、子どもの成長もあり元気になりました。

手作りみその家庭の子は、皆勤賞が取れているという話があり、
我が家の二人の子も皆勤賞でした。

手作りみそで大人になった子ども達は、中高大12年間皆勤で、
猫アレルギーに悩んだ息子は、今春、獣医になり動物病院で働いています。

猫アレルギーを治し、感染症にかかることなく成長したのは、
みその免疫力アップのおかげだと思っています。

みそを手作りすることを人に伝えたいと思い、発酵の資格を取り、
今、アレルギーのお子様を持つお母さん達に発酵教室をしています。

みそがアレルギーを克服して、体も元気になりお子様の成長を助け、
様々な病気に勝つ免疫効果が確かにあるのが、とても魅力に思います。

本日の学びをさらに人に伝えていければ、
病気で悩む人の助けができるように思います。


「みその魅力」 渡邊詔子

私が思うみその魅力とは「発酵の不思議」と「おいしさ」にあると思う。
入社して9年目にして初めてみそ工場で働くことになり、全国のみそにふれたり、
業務でみそについて調べたりするが、
少ない原料の中で配合や熟成期間を変えるだけで全く違う味になることに驚くと共
に、

発酵とは不思議な力があるのだと感じているところだ。

またみそ汁は毎日飲んでも飽きることはなく、本当においしいと思う。

そのおいしさに加えて体にも良いなんて嬉しい限りだ。

みそ汁の具材もどんな野菜を使用してもおいしくなるので、
いろんな種類のみそ汁を作ってみたいと思っている。

さらに今感じている魅力を、私が担当している食育を通じて広めていきたい。

みその持つ発酵の力、おいしさを自分ひとりで感じるだけなんてもったいないと思う
ので、
少しでも多くの人に届けていきたい。

また発酵についてもっと勉強して、
いつか鑑評会に出せるようなみそを作ってみたいと思う。


「みその魅力」 K.Sさん

みその魅力…それは「日本そのもの」というところではないだろうか。

米・麦・大豆、そして何より国菌である麹、かつては国中で造られていた塩。

日本の風土で豊かに実る自然の恵みと古来よりの技と知恵が造り出す食品。

ルーツは大陸より伝わり日本に根付き受け継がれてきたという点も
漢字や風習、文化等と等しい。

現代での洋食での使われ方は、あくまでもさりげなく、
主張せず融和し旨みをきかせる…日本人の奥ゆかしさに通じるものを感じる。

また、みそは製造過程で出る廃棄物が極めて少ない。
油脂や醤油のように絞りカスが出ない。
原料を丸ごと全部食す。「勿体無い」部分がないというのも日本的であると思う。

温かいみそ汁をすすった後大きく息を吐く。
この所作はきっと私だけのものではないだろう。
「日本人でよかった」と一番多く思うときは、みそ汁を飲んだ時ではないだろうか。

心と体に沁み込むみそは日本そのものだ。

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編集後記

最後まで読んでいただきありがとうございます。

第9回みそソムリエ認定講座に数多くのご応募を頂き、この場を借りて御礼申し上げ
ます。
年々、講座の空席が、埋まるスピードが速くなりました。
それを覚悟して、募集時期を多少遅らせて体制を整えたつもりでおりましたが、
対応が後手後手に回り、ご迷惑を掛けることになりました。

6月でキャンセル待ちの方たちも30名を超えたために、キャンセル待ちすらも、
ストップすることとなりました。

みそソムリエの有資格者の方たちにも、フォローも満足に出来ていない状況で、
申し訳ありません。

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<発行元>
みそソムリエ認定協会

http://www.tokyomiso.or.jp/sommelier/
東京都中央区日本橋浜町2-16-5 東京都味噌工業協同組合 内
電話 03-3669-5391 Fax 03-3669-2575
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