メールマガジンの刊行にあたって

平成23年6月5日


 この度、みそソムリエ認定協会では、みそソムリエ資格者及び味噌について興味を持っている方を対象として、メールマガジンを刊行することとなりました。

 その目的としては、みそソムリエ講座ではフォローできなかった事柄を始め、ニュースや専門用語の解説などの科学的な事項から、みそ業界の昔話や逸話まで、簡単な話から、比較的難しい話まで、味噌に多少なりとも関わりがあれば掲載して、皆さんの知識の幅を広げるためや、話のタネになることです。

 筆者は、署名、無署名も含めて複数に渡り、差し当たりは、協会の委員や関係者が持ち回りで原稿を書きますが、いずれはみそソムリエの皆さんにも、原稿を依頼することも考えております。

 なにぶん、メールマガジンを発行することに関しては素人ですので、皆様も暖かい目で見守っていただき、御意見などをお寄せいただければ、幸いです。

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メールマガジンのバックナンバー

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┃ MISO σ みそソムリエ通信11月下旬号
┃Sommelier http://www.tokyomiso.or.jp/sommelier/
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平素は「みそソムリエ認定協会」活動に御協力いただきまして、
ありがとうございます。

南関東では、先日の「スーパームーン」は、見れませんでしたが、
季節的には、少し肌寒いくらいが過ごしやすい季節となりました。

しかし、もう朝晩は、寒くなっております。
年間を通して、風邪は流行っています。
ご自愛ください。

今号は、青木先生の「味噌の歴史の意味」です。

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   味噌の歴史の意味       青木敬信

みそソムリエの検定講習の朝一番のお話が「みその歴史」だったことを
覚えているでしょうか。
みなさんが一番緊張しておられる時間帯ですから
あまり印象に残っておられないかもしれません。

みその前身と考えられている「未醤(みしょう)」という文字が
あの歴史の教科書に出てくる「大宝律令(701年)」の中に記載されており、
その200年ほど後の「日本三代実録(901年)」には
現在も使われている「味噌」の文字が現れたというお話をしました。
それらのことによって味噌には1200年から1300年という
1000年を超える歴史があり、
味噌という食品は現在では世界中で日本にしかない食品である
と説明しました。

そして食文化の歴史は「そのモノとしての歴史」ではなく、
「造り続けてきた営みの歴史」であり、
その食文化の価値の証とも言えるものであるとお伝えしました。

つまり1000年前に造った味噌は1000年前に食べてなくなってしまうが、
また造ったこと、そして代を重ねても造り続けたこと、
さらに地域が広がり日本中で造り続けたことであり、
様々な天災や戦争や飢饉といった継続の妨げとなる障害を越えて
続いてきたことにその食文化の大きな価値を見出すべきだと
申し上げました。

これからが本題ですが、
味噌はこうした長い歴史を持つが故に人々がその時代、
その地域で造り続ける上での
「様々な都合」を織り込んだものになっていきました。

原材料の種類にしても処理の方法にしても、
配合割合や熟成のさせ方などその地方の事情やその時代の都合に合わせて
工夫し変化してきました。
それが「味噌の地域性=多様性」であり、
それこそが日本人が誇る味噌の食文化の歴史の証しといえるものです。

時は流れ現代となり、味噌がたどってきた1000年間では
起こりえなかった変化がここ100年余りで起こってきました。

人の移動のスピードは100年で100倍を超え、
国内と言わず海外との往来も日常的となりつつあります。

日本国内でも地域の境目はどんどん薄くなりつつある時代となりました。
日本国中どこででも日本中の味噌が
手軽に手に入る便利な時代にもなりました。

しかし同時に、各地の味噌の多様性は味噌の土着性の結果であり、
長い食文化の歴史がそれを育てたのだということへの思いが
どんどん希薄になってきているように感じます。

みそソムリエの皆様には、この時代だからこそ
その地域の歴史を踏まえた地域のみその多様性を
大切に伝えていただきたいと思います。

地域の味噌の一番の理解者となり、
守護者となり、語り部となって欲しいと思います。

それこそが「味噌の歴史を大切にする」ということだと思います。

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編集後記

最後まで読んでいただきありがとうございます。

第8回のみそソムリエ認定講座の合格書も、手元に届いたことと思います。
A4サイズの普通紙で、イマイチ、努力の成果に値しないと思われるかもれません。

この用紙で氏名と生年月日を確認してから、認定証の発行となります。
認定証は、もう少ししっかりとした紙質です。

いろいろとご協力ありがとうございます。
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<発行元>
みそソムリエ認定協会

http://www.tokyomiso.or.jp/sommelier/
東京都中央区日本橋浜町2-16-5 東京都味噌工業協同組合 内
電話 03-3669-5391 Fax 03-3669-2575
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