![]() |
|||||||||||
![]() |
|||||||||||
|
|||||||||||
![]() |
→「東京味噌の旅」TOPへ →「店」ページTOPへ戻る |
■みの家 桜なべの老舗 |
![]() |
●家族で守る伝統の味 |
|||||||||||
江東区森下。下町・深川の面影を今も残すこの一帯は、かつて東京大空襲の被害を受け、一軒残らず焼け落ちたという歴史を持っています。ここ『みの家』の店舗も、戦後復興の中、昭和29年に建てられました。「当時は木場の職人が多く出入りしていたらしく、安い材木を使うと値踏みされるというので、祖父が気張っていい材料を集めたそうです。 "江戸っ子の心意気"のおかげで、今もこうして同じ建物で店ができるんですから、ありがたいですよね」とは、当代店主・永瀬守さん。復興直後は「コロッケなどを売っていた」そうですが、現在は先代を含む家族数人とわずか1人の職人だけで、馬肉の老舗という暖簾を守っています。 |
![]() |
|
●馬肉本来の味を堪能する |
|||||||||||
少ない人数で店を切り盛りするため、品数は最小限。「余計な品を出しておろそかになるよりは、鍋と刺身に絞り込んで」営業を続ける『みの家』自慢の鍋を注文すると、きれいな赤身肉にぽってりと盛られた味噌が印象的な『桜なべ』が運ばれてきました。馬肉と味噌の相性について尋ねると、「馬肉は油分が少なくて、さっぱりした味わいが特徴。仮に牛の油で調理したら、プロでも牛肉と間違うほど淡白な味なんです。だからコクのある味噌との相性は抜群ですよ」。なるほど。念のために言うと、『みの家』で言う"刺身"とは馬刺しのこと。新鮮な肉を使っているため臭味はまったくなく、薬味もニンニクではなくショウガ。こちらもなるほどな味です。馬肉は臭いと思っている方、ぜひ一度お試しを。 |
![]() |
|
●味噌は生きている |
|||||||||||
さて、ようやく味噌のお話。『みの家』の味噌は、江戸甘のブレンドもの。管理を任されている永瀬さんは、毎日、微妙に変わる味噌の状態を見逃しません。「味噌は生きている。工業製品ではないし同じものはないと考え、日々調整しています」。また、「他の味噌を食べてこれは○○を使ってるね、なんてことは分からないけど、うちの味噌に関しては100%自信がありますよ」とも。『みの家』こだわりの味には、お客様からの質問も多いそう。ただし、残念なことに江戸甘味噌を知っている人はいないとか…。永瀬さんいわく「食べるという実体験が大事。知識だけじゃなく実際に味わって、東京の味噌の特徴や面白さを感じて欲しい」と、今後は江戸甘サポーターとして、告知にも一役買って下さるとか。足を運ばれる方は、ぜひ味噌について聞いてみて! |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
みの家 〒135-0004 東京都江東区森下2-19-9 TEL. 03-3631-8298 営業時間:12:00〜14:00/16:00〜21:00 日祝12:00〜21:00 定休日:木(5〜10月第3水休) |
![]() |
|
![]() |
Copyright ©2004-2005 Tokyo Miso Coop. All rights reserved. |